学びの完成
社会的な見方・考え方を身につけ、社会参画の意識が育つ
- この桜の木は中学校における社会科の学びをイメージしています。
- 中学校入学後、並行して学習する地理的分野・歴史的分野の学びがまず完成し、花が咲きます。公民的分野の学びは、地理的分野・歴史的分野の学びをふまえて完成し、花が咲きます。
- 地図帳は、常に土台として木全体に養分を送り続けるイメージで、どの分野でも活用することで、さらに学びを深めることができます。
- 桜の木が満開になるように学びが完成したとき、社会に生きる一人の人間として、積極的に社会参画する生徒を育成したい、というのが我々の願いです。
地図帳の活用を促す工夫
小中高を通じて空間的な認識を高めるため、地理・歴史・公民共通で、地図帳の活用を促す記述をしています。
地理的分野
各ページの「確認しよう・説明しよう」では、地図帳を活用する作業を多数掲載しています。
歴史的分野
公民的分野
地図帳本体にも歴史的分野で使える地図を掲載しています。
地図帳p.107-108の「本州中央部と五街道」では、鳥瞰図の上に、江戸時代の五街道や航路を示しています。
この地図では、江戸時代の主要な街道や宿場町、おもな関所がわかり、参勤交代のルートをたどれます。また、年表「江戸時代のおもなできごと」の位置を地図上で確認できます。
地図帳p.31-32の「東アジアと日本の交流の歴史-大陸から見た日本-」は、日本を大陸から見わたした地図です。
この地図では、「弧状列島・日本」の姿が明確に捉えられ、古くは日本海側が大陸とのつながりにおいて「玄関口」になっていた歴史や、琉球王国が中継貿易で繫栄した理由がよくわかります。