教科書のポイントを3分でご紹介! 内容解説ムービー
教科書のポイントを詳しくご紹介! デジタルパンフレット
時代の特色がわかる「タイムトラベル」
タイムトラベル⑥ 室町時代を眺めてみよう p.90-92
タイムトラベル⑧ 江戸時代を眺めてみよう p.134-135
各時代の社会の様子を歴史的資料に基づいて描いた「タイムトラベル」を設置して、時代の特色を視覚的に捉えらえられるようにしています。古代から現代まで主要な12の時代をそろえ、時代間の比較もできるようにしています。
世界の歴史がイメージできる
「世界とのつながりを考えよう イラスト編」
世界とのつながりを考えよう イラスト編① 唐の都 長安 p.50-51
世界とのつながりを考えよう イラスト編② 産業革命期のイギリス p.168-169
「タイムトラベル」の世界版として、「世界とのつながりを考えよう イラスト編」を新たに設け、世界史でも時代の特色を視覚的に捉えられるようにしています。また、日本との関連を捉えるための解説や学習活動を設けています。
世界が一望できる「世界とのつながりを考えよう 地図編」
世界とのつながりを考えよう 地図編 p.44-45
地図とイラストで構成した「世界とのつながりを考えよう 地図編」を設置して、日本の歴史を世界の中に位置付けて見ることができるようにしています。
さまざまな視点から歴史を見ることができる「地域史」「人物史」
歴史を探ろう 「絹の道」と日本の製糸業 p.216-217
内容解説資料 p.23-24
▶ 歴史を探ろう・・・当時の社会を地域の視点から見ることで、日本の歴史を多面的に捉えられるようにしています。
▶ 地域史・・・本文と関連付いたコラムで、中央とは異なる地域の視点から日本の歴史を捉え直しています。日本の社会や文化への理解が深まります。
▶ 人物コラム・・・為政者だけでなく、地域で活躍した人や女性など、さまざまな立場の人々を紹介しています。
中央の歴史だけでなく地方の歴史も重視した「琉球とアイヌ民族」
琉球とアイヌ民族がつなぐ交易 p.88-89
琉球王国とアイヌ民族への支配 p.130-131
琉球とアイヌ民族の歴史を古代から現代まで一貫して取り上げています。
豊富な資料や因果関係のわかる本文で丁寧に解説し、それぞれの文化や周辺地域との関わりを深く理解できるようにしています。
政治史だけでなく伝統文化への関心を高める「文化史」
江戸の庶民が担った化政文化 江戸っ子を夢中にさせた娯楽と浮世絵 p.150-151
文化史のページでは、各時代の代表的な文化を大きな図版で紹介し、伝統文化への関心を高められるようにしています。
本文やタイトルで、文化のおもな担い手や社会背景がわかるようにしています。
見通し・振り返りがしやすい構成で「指導と評価の一体化」を支援
章・節の展開 内容解説資料 p.29-31
章・節を単元のまとまりとし、学習の見通し・振り返りがしやすい構成にしています。学習の見通し・振り返りを通して、学習者は「主体的・対話的で深い学び」を、指導者は「指導と評価の一体化」を実現できるようにしています。
対話を通して学びを深める「アクティビティに挑戦」 (全5テーマ)
アクティビティに挑戦 赤穂事件を考察する p.156-157
「主体的・対話的で深い学び」を実践する特設として設けています。対話を通して課題に粘り強く向き合う姿勢や合意形成を目指す態度を身に付けられるようにしています。
また、単元の学習を生かして多面的・多角的に考察することで、習得した知識・技能を「生きて働く知識・技能」として定着させることができるようにしています。
先人たちの課題に対する努力や工夫の事例を多数掲載
未来に向けて よりよい社会を目指して 巻頭1-2
内容解説資料 p.41-42
地域的・地球的課題の解決に取り組む視点を養う「未来に向けて」を63か所に設置し、歴史からよりよい未来を構想するためのヒントを得られるようにしています。
また、地理的分野・公民的分野と共通する「環境・エネルギー」「防災」「人権・多文化」「平和・安全」「情報・技術」「伝統・文化」の6つのテーマから、中学校社会科の学習全体を通して、「持続可能な社会の実現」を意識づけられるようにしています。
歴史で学んだことを未来に生かす「これからの社会を構想しよう」
これからの社会を構想しよう p.307
内容解説資料 p.43-44
歴史的分野の学習を振り返り、歴史と自らのつながりや、現在の日本や世界のあり方について、対話型学習に取り組めるようにしています。よりよい社会の実現に向けた参画意識を育めるようにしています。
一人一台端末で活用できるQRコンテンツ
メニュー画面
タイムトラベル⑧江戸時代
400近いQRコンテンツで、概念理解を助けたり端末での自学自習を促すなど、「個別最適な学び」を支援しています。教科書のもくじや中面の随所、裏表紙に掲載しているQRコードからアクセスできるようにしています。
歴史的な見方・考え方 巻頭8
「歴史的な見方・考え方」について、具体例を示しながら端的にわかりやすく説明しています。
内容解説資料 p.51-52
地図帳やさまざまな資料を活用しながら「歴史的な見方・考え方」を働かせて考察できるよう、「技能をみがく」や「地図帳活用」を設置しています。
資料ダウンロード
内容解説資料
編修趣意書
教師用指導書
『社会科 中学生の歴史』に込めた想い
多様な人々の歴史から未来を考えていける教科書を目指して
著作者代表 東京大学名誉教授 黒田日出男
株式会社帝国書院 編集部
日本の歴史は、為政者のみならず、庶民や差別を受けた人々、女性や子どもや老人など、多様な立場や境遇にある人々が関わり合う中でつくられてきました。また、政権のおかれた「中央」だけでなく、「地域」どうしが交流したり、衝突したりする中で、そして「世界」とのさまざまな接触や交通を繰り広げることによって、歩を進めてきました。
本書では、さまざまな立場と視点から歴史を「見る」ということを重視しました。たとえば、当時の社会の様子を描いたイラスト(タイムトラベル、世界とのつながりを考えよう)を用意し、当時の社会を構成している多様な人々の営みや、世界の中での日本の歴史をイメージ豊かに捉えられるように工夫しています。また、資料を充実させ、さまざまな立場の人々や、地域の多様な歴史を要所に記述することで、出来事の起こった背景を掘り下げやすくしています。
歴史の舞台に立って、人々がおかれた多様な状況や願いへの理解を深めていけば、現代の社会についても、多様性を大切にした発展や成長を考えていけるでしょう。本書が中学生の皆さんにとって、未来を考えていくのに役立つ教科書となることを願っています。
『社会科 中学生の歴史』の著作関係者
監修者
黒田 日出男
東京大学名誉教授
小和田 哲男
静岡大学名誉教授
成田 龍一
日本女子大学名誉教授
編集協力者
井寄 芳春
大阪府立咲くやこの花中学校校長
上西 好悦
京都府久御山町立久御山中学校教諭
太田 和幸
北海道札幌市立月寒中学校校長
片山 峻
島根県松江市立湖東中学校教諭
木村 諭
東京都葛飾区立奥戸中学校主任教諭
小柴 瑛
群馬県藤岡市立西中学校教諭
小林 朗
新潟県新潟市立小合中学校教諭
坂口 洋幸
鹿児島県鹿児島市立西紫原中学校教諭
茂 一美
静岡県浜松市立北部中学校教諭
髙倉 祐一
宮城県仙台市公立中学校元校長
長井 利光
東京都中野区立明和中学校主任教諭
中岡 隆之
大阪府堺市立大泉中学校教諭
南里 昌芳
佐賀県佐賀市立昭栄中学校主幹教諭
林原 和彦
鳥取県伯耆町立溝口中学校教諭
平山 裕人
コロポックル学びの家
矢ヶ崎 憲
山梨県北杜市立泉中学校教諭
山内 敏男
兵庫教育大学教授
山本 英明
栃木県那須塩原市立塩原小中学校校長
米津 一豊
神奈川県横浜市立六角橋中学校教諭
著作者
相磯 達夫
神奈川県横浜市立中川中学校主幹教諭
上里 隆史
沖縄県浦添市立図書館元館長
梅津 正美
鳴門教育大学理事・副学長
小川原 正道
慶應義塾大学教授
片山 博子
島根県公立中学校元校長
木村 直樹
長崎大学教授
黒田 智
早稲田大学教授
小宮 京
青山学院大学教授
土屋 武志
愛知教育大学特別教授
時任 秀仁
神奈川県川崎市立御幸中学校総括教諭
奈良岡 聰智
京都大学教授
仁藤 敦史
国立歴史民俗博物館教授
水谷 哲郎
滋賀県草津市立草津中学校教諭
株式会社帝国書院
編集委員
井上 昌善
愛媛大学准教授
江口 勇治
筑波大学名誉教授
鴛原 進
愛媛大学教授
米田 豊
兵庫教育大学名誉教授
阪上 弘彬
千葉大学准教授
志村 喬
上越教育大学教授
髙岡 麻美
玉川大学教授
永田 忠道
広島大学准教授
濵野 清
兵庫教育大学教授
細谷 美明
東京都公立中学校元校長
松岡 尚敏
宮城教育大学教授
吉田 剛
宮城教育大学教授
吉村 功太郎
宮崎大学教授
特別支援教育に関する監修・校閲者
柏倉 秀克
桜花学園大学教授
丹治 達義
筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
防災教育に関する監修・校閲者
矢守 克也
京都大学教授
「世界とのつながりを考えよう イラスト編」監修・校閲者
林 美希
富山大学講師