調製部(製造関連)
Y.M.
2011年 入社
趣味:テニス、フットサル、野球など体を動かすこと
※内容及び所属は取材当時のものです
01
すべての出版物を商品の形に
調製部は、編集部の作成した原稿を本や冊子といった商品の形にする部署です。教科書や資料集、一般書籍だけでなく、地域版地図や地球儀など、帝国書院が製作している全ての出版物を担当しています。
主な仕事は、商品の見積もり、編集部と製作会社とのスケジューリング、印刷用紙の手配、印刷や製本会社の日程交渉などで、イメージとしてはマネージャーみたいな役割でしょうか。
02
他者とのつながりを感じる
商品が企画され、編集を経て、印刷・製本されていく……その過程の全体像が見えることはこの仕事のおもしろいところです。
また、学校の先生や研究機関などに限らず、印刷会社や用紙の卸会社、表紙加工の会社、イラストレーターなど、さまざまな方とお話する機会があるところも魅力だと思います。
いい商品を作るために、帝国書院の仕事が来るタイミングに合わせて一時的に人を増やしてくださっている取引先もあり、以前編集部にいたときは見えていなかった部分が数多く見えるようになりました。そういった意味では、最も「人と仕事をしている」と感じる部署かもしれません。
03
トラブルを予測しながら逆算
調製部の部員は、教科書や資料集などの大きなものを含む10点以上の書目と、地域版地図60点以上をそれぞれ担当しています。
繁忙期にはこれらの日程が重なりながら動いていくので、混乱しないようそれぞれの進行状況をしっかりと把握しなければなりません。
一つのものを作り上げるためにはたくさんの人が関わっているので、どうしても作業が押してしまうこともあります。
そういった部分を予測しつつ、納期から逆算してスケジュールを立てていくのも、大切な仕事です。
編集部の皆がものすごい時間をかけて作ったものを任されているので、無事に完本したときは、いつもほっとします。
04
ミスの起きない仕組みづくりとこれから
今後の課題として、業務の中でまだまだ非効率なところもあるので、人的なミスの起こりにくいシステムやワークフローを作り、改善できたらと考えています。
また、毎年2、3月になると、どんどん増える教材によって子どもたちのランドセルが重くなっているというようなニュースが流れてきます。
見た目の品質はもちろん確保したうえで、紙質や製本の工夫で、少しでも軽い教材をお届けしたいです。
デジタル化が進み、紙を中心とした調製部の在り方もまた変わっていくことは必至ですが、そのときそのときで求められている形を模索して、柔軟に対応していくつもりです。
新人時代にはよく先輩から、「アンテナを広く持て」と言われていました。ぜひ学生のうちに色々なものを見聞きして、新しい情報に触れるセンサーを磨いてほしいです。
皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。
休日の過ごし方
オンとオフをしっかり切り替えて、ひたすら子供と一緒にいます。
朝ご飯を食べさせて、午前の散歩に出て、昼食を家族三人で食べて、午後の散歩で公園に行ったりおもちゃで遊んだり絵本を読んだりして、合間に昼寝をさせて、夕飯を家族三人で食べて、お風呂に入れて、寝かしつけて……。
文字にすると毎週似たような休日ですが、毎週、毎日、毎秒が千変万化です。
- 08:45
- 出社
- 09:00
- メール対応
- 10:00
- 入校物の処理
- 11:00
- 取引DTP会社との面会
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- 見積書作成
- 16:00
- 取引DTP会社との面会
- 17:15
- 退社
帝国書院のココが好き!
社員が皆、同じ方向を見て頑張れるところは純粋にすごいと感じます。
子どもたちによりよいものを届けようとする、熱い人が多いです。また、規模が比較的小さな会社なので、誰とでも話がしやすいです。
もちろん上下の礼儀はありますが、他部署の部長であっても気軽に相談ができたり、社長とお話したりすることもめずらしくありません。
教科書によっては全国で90%を超えるシェアを持っているので、先生方からも信頼していただけていると思います。
「帝国さんの話なら聞きますよ」と言ってくださる先生もいらっしゃって、先輩たちが築き上げてきた伝統と信頼の重さに背筋が伸びる思いです。