POINT 2

地域の特色を着実に理解できる地誌の展開

世界の諸地域の展開

「世界の諸地域」単元では、どの州の学習も「写真で眺める」→「自然環境」→「歴史・文化」→「産業」→「地球的課題」→「節の学習を振り返ろう」の構成とし、異文化理解が着実に深まります。

世界の諸地域の展開
世界の諸地域

地理的分野p.47

世界① 導入「写真で眺める ○○州」

各州の特色となる自然環境、歴史・文化、産業などに関する、地域の姿が見える写真を大きく掲載し、地域的特色を概観
できるようにしています。

「写真で眺める ヨーロッパ州」

地理的分野p.66-67

世界② 自然環境

異文化理解を深めるうえで基礎・基本となる各州の地形や気候などの自然環境を、人々の生活と関連付けながら、端的に
捉えています。

ヨーロッパ州

地理的分野p.68-69

世界③ 各州の歴史・文化

日本とは大きく異なる世界各州の人々の暮らしや文化の特色を、歴史的な経緯もふまえて理解できます。

ヨーロッパ文化の共通性と多様性

地理的分野p.70-71

世界④ 各州の産業

地域の特色ある産業などを扱っています。見開きごとに学習内容がまとまっているため、地域的特色を捉えやすく、
スムーズに学習できます。

ヨーロッパの農業とEUの影響

地理的分野p.74-75

世界⑤ 各州で注目する課題

世界各地で発生している地球的課題とその対策について、各州の具体例をもとに学習できます。

EUが抱える課題

地理的分野p.78

世界⑥ 節の学習を振り返ろう

左ページでは知識を確認し、右ページでは「見方・考え方」を働かせて、各州がどのような地域だったのかを思考・判断し、説明(表現)することで、節の問いにせまっていきます。

節の学習を振り返ろう

地理的分野p.80-81

日本の諸地域の展開

「日本の諸地域」単元では、どの地方も「イラスト地図」→「写真で眺める」→「自然環境」→「注目する視点と関係の深い地理的事象」→「生活・産業など」→「節の学習を振り返ろう」の構成とし、国土理解が着実に深まります。

日本の諸地域の展開
日本の諸地域

地理的分野p.170

日本① イラスト地図

地方を概観するイラスト地図を掲載しています。
小学校からの橋渡しになるよう、手描きによる親しみやすい表現にしています。

近畿地方

地理的分野p.203

日本② 写真で眺める○○地方

地域の姿が見える写真を大きく掲載し、地域的特色を概観できるようにしています。

写真で眺める近畿地方

地理的分野p.204-205

日本③ 各地方の自然環境

自然環境を人々の生活と関連付けながら、わかりやすく記述しています。各地方を追究する際に注目する視点も、
ページ上部に示しています。

近畿地方

地理的分野p.206-207

日本④ 各地方で注目する視点

各地方で注目する視点と関係の深い地理的事象を扱っています。
例えば近畿地方では、注目する視点の「環境保全」と関係の深い、琵琶湖の水質保全について扱っています。

琵琶湖の水が支える京阪神大都市圏

地理的分野p.208-209

日本⑤ 各地方の生活・産業

その地方で特色となる生活・産業を注目する視点と関連付けながら扱っています。またその中で、人々が地域の課題をどのように克服し、現在の発展に至ったのかを記述しています。
例えば近畿地方では、p.210-211の阪神工業地帯の学習に、注目する視点の「環境保全」を関連付け、発展の過程で経験した公害などの課題とその克服の経緯を記述しています。

阪神工業地帯と環境問題への取り組み

地理的分野p.210-211

日本⑤ 各地方の生活・産業

p.212-213では、京都・奈良では、歴史的な景観を保全することで観光業が発展した経緯を扱い、環境(景観)保全が
地域の発展に結び付くことを記述しています。

古都京都・奈良と歴史的景観の保全

地理的分野p.212-213

日本⑤ 各地方の生活・産業

p.214-215では、近畿地方の林業と漁業を通して、後継者不足や水産資源の枯渇などの地域の課題について記述すると
ともに、課題への対応についても記述しています。

環境に配慮した林業と漁業

地理的分野p.214-215

日本⑥ 節の学習を振り返ろう

左ページでは知識を確認し、右ページでは「地理的な見方・考え方」を働かせて、各地方がどのような地域だったのかを
思考・判断し、説明(表現)することで、節の問いにせまっていきます。

節の学習を振り返ろう

地理的分野p.216-217

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