地図帳の深読み 100年の変遷
帝国書院と地図研究家・今尾恵介氏がタッグを組んだ地図読み解き本の第2弾。今回のテーマは、ズバリ「昔の地図帳」
- 商品コード
- 51412
- ISBNコード
- 978-4-8071-6587-2
定価:1,980円(本体価格1,800円+税)
古い地図帳も面白い!地図を読めば時代(とき)がわかる!
地図帳の老舗・帝国書院と地図研究家・今尾恵介氏がタッグを組んだ『地図帳の深読み』 待望の第2弾!
今回のテーマは、ズバリ「昔の地図帳」。 100年以上の歴史を持つ帝国書院の書庫に眠る大正や戦前戦後の地図帳を、
今回も今尾氏ならではの軽妙洒脱な筆致で「深読み」します!
日本一高い山、日本の東西南北端、地名、国名、国旗、国境など
現代の地図と読み比べると、あらゆる部分が変わっていることに気づかされます。
各時代の地図帳を「深読み」すると、地図帳が作られた当時の社会情勢、
時代背景がまざまざと浮かび上がってきて、歴史好きな方にも読み応えがある一冊に仕上がりました。
皆さんが学生時代に使っていた頃の地図帳も登場するかもしれません。家の奥に眠るあの地図帳、今もう一度繙いてみませんか。
昔の地図帳を開いてみる
学生時代の教科書は捨ててしまったけど、地図帳だけは捨てずに残してある。そんな方は、意外と多いのではないでしょうか? そんな方にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。昔の地図帳を「深読み」することで、当時は気づけなかった新たな発見に出会えるかもしれません。著書今尾氏がヒントを与えてくれます。また、「100年の変遷」のタイトルの通り、大正時代や戦前の地図帳の解説も多数登場します。
時代の変化に敏感な世界地図と国旗
例えば、本書には昭和9年の世界地図と国旗が登場します。現代の世界地図と比べると、さまざまな違いが見てとれます。今はない国、名前が変わった国、名前はそのままでも国旗が変わった国、当時は他国の領土だった国…これらの背景にあるものは、地理や地図が好きな人だけでなく、歴史好きな人にとっても、興味深いテーマではないでしょうか?
資料図の変遷も面白い
今も昔も学校用地図帳には、地図だけでなく資料図(グラフや統計を地図で表現した図)も豊富に載っています。産物の生産量の推移から時代の変遷を感じ取れるのはもちろんのこと、扱われている資料の種類からも時代背景をうかがい知ることができます。例えば、昭和25年の中学校地図帳には「住宅不足数のグラフ」、「結核死亡率の分布」などが掲載されています。当時の情勢や社会問題が、色濃く反映されていると言える、実は意外な箇所かもしれません。
判型 | A5 |
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ページ数 | 180 |
購入方法 | 書店または各種ECサイト |
発行年月 | 2021年8月 |
編・著者 | 今尾恵介 |
素材 | 紙・電子 |