○守屋荒美雄が帝国書院創立の翌年1918(大正7)年に出版した帝国書院最初の地理教科書。
○「第一編 地方誌」がいわば本体になり、「第二編 総括」では帝国日本の全域レベルでの説明を自然地理と人文地理に大別して系統地理的観点から展開し、「結論」に至る。
○第一編では「帝国地図」とほぼ同じく、関東地方、奥羽地方、本州中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方、台湾地方、北海道地方、樺太地方、朝鮮地方という順序で掲載されている。
○特筆されるのは本書の中で写真が149点も用いられている点である。写真が今ほど普及していない表現媒体だったことを考えると注目に値する。
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