学習指導要領においては、「法に関する教育」の内容が盛り込まれており、新学習指導要領では更なる充実が求められています。平成21年に、中学校教員、弁護士が研究会を組織し、法教育の教材を作成しましたが、このたび、法令改正や学習評価の変更などを反映して、10年以上ぶりに改訂いたしました。
各教材とも、「指導案」、「ワークシート」、「弁護士からのアドバイス」、「授業づくりのポイント」を掲載し、すぐに授業で実践しやすいように構成しています。
また、先生方が加工できるようWord形式でもご用意しています。生徒さんに身近な事例を元に、取り組める教材になっています。どうぞご活用ください。
以下にあるとおり、全部で20個の教材で構成しています。
学習指導要領 中学校公民的分野の項目
内容A 私たちと現代社会
(2)現代社会を捉える 枠組み
01
「法は⽇常の中にある」 〜⾝近なルールと法〜
02
「バスケットボール部のルールを考えよう」 〜公正でよりよいルールとは〜
03
「吹奏楽部の演奏⾳がうるさい! さあ、どうする?」〜対⽴と合意、司法の役割〜
04
「グラウンド割り の決め⽅」 〜効率と公正〜
05
「マンションをどこに建てる?」 〜街づくりを考えよう〜
内容B 私たちと経済
(1)市場の働きと経済
06
「ワンクリックで契約成⽴?」 〜契約の成⽴と消費者保護〜
07
「“成績UP!” って書いてあったよ!」 〜契約における権利と義務〜
08
「働く⼈の権利と義務」 〜労働契約について〜
内容C 私たちと政治
(1)人間の尊重と日本国 憲法の基本的原則
09
「防犯カメラを設置するのか、しないのか?」 〜プライバシー、対⽴する利益〜
10
「学級連絡網を作ってはいけないの?」 〜基本的⼈権、新しい⼈権 〜
11
「外国⼈の⼊浴おことわり!?」 〜平等権、⼈種差別〜
12
「中学校のホームページをつくろう」 〜表現の⾃由とプライバシーの権利〜
13
「憲法第104条をつくろう」 〜憲法はなぜ最⾼法規なのか?〜
14
「お⽝様は江戸っこよりエライ?」 〜⽣類憐みの令からみる法〜
15
「御定書はだれのため?」 〜公事⽅御定書から考える法の意義と役割〜
16
「憲法って何だろう?」 〜⾃由⺠権運動と⼤⽇本帝国憲法〜
(2)⺠主政治と政治参加
17
「あいつにまかせておけば⼤丈夫?」 〜⺠主主義とは〜
18
「罪と罰の重さって?」 〜刑事裁判について〜
19
「交通事故にあった! 治療費はどうなる?」 〜責任の⼤きさと損害の公平な分担〜
20
「お⾦はらってよ! だって、申し込んだじゃない?」
〜⺠事裁判から学ぶ事実に基づく判断〜
※授業スライドPowerPointデータ・判決文PDFデータもダウンロードできます。
03
「吹奏楽部の演奏⾳がうるさい! さあ、どうする?」 〜対⽴と合意、司法の役割〜
※ 「想定時間」はあくまで目安です。ワークシートなどは、この想定時間にあわせて作成しています。
※帝国書院公民教科書(令和3年度版)の対応ページの他、地理的分野や歴史的分野に関連する教材について、
帝国書院地理・歴史教科書(令和3年度版)の対応ページも掲載しています。
※教材No.③「吹奏楽部の練習音がうるさい! さあ、どうする?」は、該当する学習指導要領の項目が内容AとCの2つあります。